[L2206] 長野県北部の地震により被災した鋼コンクリート合成構造体育館の被災要因に関する研究
キーワード:鋼コンクリート合成構造,重層体育館,弾性振動解析,終局強度,層間変形角,被災要因
長野県北部の地震により被災し,SRC柱脚の曲げ降伏、RC壁のせん断ひび割れ,屋根ブレースの破断,座屈などの被害を生じた鋼コンクリート合成構造体育館の被災要因を弾性振動解析により検討する。解析結果は,2階SRC柱脚部は実被害と同様の結果になり,1階RC壁も同様に実被害との一致が見られた。屋根ブレースは多くの箇所で降伏強度を超えていているが,降伏箇所は被害箇所と概ね一致していた。層間変形角は一次設計の制限値1/200を超える箇所はなかった。
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