コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 付着・定着・継手/軽量コンクリート

[L38] 付着・定着・継手Ⅲ/軽量コンクリート(構造)

2013年7月10日(水) 10:45 〜 12:15 第3会場 221号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]荒木 秀夫、[座長(土木)]高橋 良輔

[L2224] 発泡スチロール骨材を用いた軽量モルタル床版の押抜きせん断特性

松尾 栄治1,川崎 秀明2,高海 克彦3 (1.九州産業大学,2.ダム技術センター,3.山口大学)

キーワード:発泡スチロール骨材,軽量床版,押抜きせん断

発泡スチロール廃材から作製した細骨材を用いた軽量モルタルは,単位体積質量に対するせん断強度が一般のコンクリートやモルタルと比較して大きいことから,せん断部材への適用において利点が期待できる。本研究ではこの軽量モルタルを母材とした面部材を作製し,静的押抜きせん断耐力を実験的に求めた。補強材には鉄筋および炭素繊維FRP格子筋を用い,補強材量を主な実験要因とした。また,種々の既往の算定式の適用性を照査した。その結果,単位体積質量に対する耐力の大きな面部材が作製可能であること,土木学会式やBS式の算定精度が高いこと,さらに精度の良い実験要因の範囲があることなどを明らかにした。
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