コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 補修・補強(材料,構造)

[L29] 補修・補強(材料)Ⅱ/補修・補強(構造)Ⅰ

2013年7月9日(火) 13:15 〜 15:15 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]大塚 秀三、[座長(土木)]福手 勤

[L2227] 中間定着部を用いたプレストレス導入工法に関する実験的検討

三本 竜彦1,溝垣 道男1,山根 隆志1,吉武 勇2 (1.極東興和,2.山口大学)

キーワード:定着,拡径削孔,内部くさび,プレストレス,補強

既設コンクリート構造物の内部補強や新旧部材の一体化を実現する方法として,中間定着部を有するプレストレス導入工法を考案した。本稿ではその構造概要および中間定着部の構築方法を報告する。中間定着部の耐荷性能を調べるため,φ23mm のPC 鋼棒を使用した実大供試体による載荷実験を行った。その結果,中間定着部はSBPR930/1080(丸鋼B 種1 号)の規格破断荷重を上回る耐荷性能を有すること,中間定着部におけるPC 鋼材の引抜力に対する抜け出し量は,内部くさび効果が作用するため急激に増加することがないことを確認した。
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