コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 既存構造物の調査/維持管理・ライフサイクル

[L56] 既存構造物の調査/維持管理・ライフサイクル

2013年7月10日(水) 13:15 〜 15:00 第9会場 133・134号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]濱崎 仁、[座長(土木)]岩城 一郎

[L2243] 棒形スキャナーを用いたアルカリシリカ反応による内部ひび割れの調査

河村 佳英1,曽我部 正道1,仁平 達也1,谷村 幸裕1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:ASR,骨材割れ,ひび割れ密度,ひび割れ深さ,棒形スキャナー

アルカリシリカ反応(ASR)の劣化過程の評価にあたり,ひび割れ深さが判断材料となることがある。ひび割れ深さの計測法として,非破壊検査技術による種々の方法が提案されている。本報では,回転機構を備えたラインセンサーの一種である棒形スキャナーを用いて,ひび割れ深さを計測した。この結果,ASR供試体とASR実構造物について,例えば,ひび割れ深さ,ひび割れ幅等のコンクリート内部のひび割れ分布状況を簡易に計測できた。また,骨材割れ,および骨材割れと連続する表面ひび割れの観察結果が,ひび割れ発生要因をASRと判定するための補助的な判断材料となることがわかった。
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