[L2243] 棒形スキャナーを用いたアルカリシリカ反応による内部ひび割れの調査
キーワード:ASR,骨材割れ,ひび割れ密度,ひび割れ深さ,棒形スキャナー
アルカリシリカ反応(ASR)の劣化過程の評価にあたり,ひび割れ深さが判断材料となることがある。ひび割れ深さの計測法として,非破壊検査技術による種々の方法が提案されている。本報では,回転機構を備えたラインセンサーの一種である棒形スキャナーを用いて,ひび割れ深さを計測した。この結果,ASR供試体とASR実構造物について,例えば,ひび割れ深さ,ひび割れ幅等のコンクリート内部のひび割れ分布状況を簡易に計測できた。また,骨材割れ,および骨材割れと連続する表面ひび割れの観察結果が,ひび割れ発生要因をASRと判定するための補助的な判断材料となることがわかった。
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