コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 補修・補強(材料,構造)

[L57] 補修・補強(構造)Ⅲ/新材料・新工法(構造)Ⅰ

2013年7月10日(水) 09:00 〜 10:30 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]香取 慶一、[座長(土木)]森川 英典

[L2247] 小部材を集成した構造部材の曲げ耐荷性状に関する基礎的研究

大屋戸 理明1,池田 学1,斎藤 雅充1,坂井 公俊1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:集成,曲げ耐力,変形性能,横拘束力,修復性,解体・再利用

本論では,地震時に繰り返し曲げ・せん断力を受けるコンクリート部材について,鋼材やコンクリートを集成して1つの部材を形成する新しい構造を実現させることを目標とし,曲げ耐荷性状に関する基礎的な試験を行って考察を加えた。試作と載荷試験の結果,提案する構造は,個々の材料特性の単純な足し合わせ以上の耐力を有し,補強鋼材の量を増すことで部材の力学性能を向上させることが可能であること,通常の鉄筋コンクリートのような一体構造に比べて損傷が小さく抑えられる可能性があることなどが示唆された。
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