コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 新材料・新工法(構造)

[L58] 新材料・新工法(構造)Ⅱ

2013年7月10日(水) 10:45 〜 12:00 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]香取 慶一、[座長(土木)]森川 英典

[L2249] 高密度軸方向鉄筋を有するRC柱の変形特性

杉田 清隆1,大庭 光商1 (1.東日本旅客鉄道)

キーワード:軸方向鉄筋,スパイラル帯鉄筋,高密度配筋RC柱,交番載荷実験,せん断変形

狭隘な作業環境下で柱径に制約を受ける場合,著者らは極厚鋼管のCFT柱に代わる構造として軸方向鉄筋14.8%~24.7%を高密度に配置し,これをスパイラル鉄筋で補強した高密度配筋RC柱を考案した。これまで,高密度配筋RC柱の軸方向鉄筋比,せん断スパン比,曲げせん断耐力比,軸圧縮応力度を実験変数とした模型試験体による静的正負交番載荷実験を行った結果,実験変数により損傷形態が異なるが,いずれの試験体も急激に耐力が低下することはなく,柱の回転角1/10以上の変形性能が確保できることがわかっている。今回,損傷形態により変形特性が異なることから,変形成分について検討を行い高密度配筋RC柱の変形特性について考察した。
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