コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 複合劣化/凍害

凍害Ⅱ

2014年7月11日(金) 13:30 〜 15:30 第2会場 (第1小ホール)

[1170] モルタルの細孔構造および耐凍害性の屋外暴露による経年変化

座長(土木):添田政司
座長(建築):長谷川拓哉
講演者:中村暢1, 濱幸雄1, 山田義智2, 湯浅昇3
(1.室蘭工業大学 2.琉球大学 3.日本大学)

キーワード:density of cracks, drying and wetting condition, frost resistance, outdoor exposure test, pore structure, ひび割れ密度, 乾湿繰り返し養生, 屋外暴露試験, 細孔構造, 耐凍害性

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本研究では,普通ポルトランドセメントを対象として,既往研究で実施している北海道,東京,沖縄での屋外暴露試験の暴露5年目における細孔構造と耐凍害性の経年変化を把握するとともに,既報の環境温度と乾燥期間の温度時間積と直径40-2000nmの細孔量の変化率の関係式との対応についても検討を行った。その結果,5年間経年した試験体を用いた場合であっても直径40-2000nmの細孔量が増加するほど耐凍害性が低下することを確認し,既報の関係式は,細孔構造変化に及ぼす相対湿度の影響を把握することで,より精度よく推定できる可能性があることを明らかにした。