セメント

[1008] 高炉スラグ微粉末を使用したコンクリートの長期性状および耐久性

宮澤祐介¹, 横室隆¹ (1.足利工業大学)

キーワード：blast furnace cement, ground granulated blast-furnace slag, compressive strength, chemical analysis, neutralization depth, salinity permeation depth, 高炉セメント, 高炉スラグ微粉末, 圧縮強度, 化学分析, 中性化深さ, 塩分浸透深さ

本研究は，比表面積3000cm2/g程度の高炉スラグ微粉末を使用し，高炉スラグ微粉末の置換率およびSO3量を調整したコンクリートの長期性状および耐久性について，普通ポルトランドセメントおよび高炉セメントB種と比較検討した。その結果，圧縮強度は高炉スラグ微粉末の置換率が増すほど初期では低い値を示すが，長期強度は高くなる。また，中性化深さは，従来いわれているように若干大きな値を示す。また，塩分浸透深さは小さくなることが明らかとなった。