コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/アルカリシリカ反応/塩害/腐食・防食

骨材/アルカリシリカ反応Ⅰ

2018年7月4日(水) 10:00 〜 11:45 第1会場 (9F EX1-A)

座長:阿波稔(土木), 寺本篤史(建築)

[1011] 高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの強度,収縮,クリープおよびアルカリシリカ反応抑制効果に関する研究

藤井隆史1, 綾野克紀1 (1.岡山大学)

キーワード:alkali silica reaction, ASR, blast furnace slag sand, creep, drying shrinkage, flexural strength, static modulus of elasticity, tensile strength, クリープ, 乾燥収縮, 引張強度, 曲げ強度, 静弾性係数, 高炉スラグ細骨材

本研究では,細骨材の全量に高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの圧縮強度,静弾性係数,引張強度,曲げ強度,乾燥収縮,クリープおよびアルカリシリカ反応抑制効果について,砂岩砕砂を用いたものと比較検討した。高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの静弾性係数は,同じ圧縮強度の砂岩砕砂を用いたものに比べて大きくなるが,引張強度および曲げ強度は,砂岩砕砂を用いたものと同程度である。一方,高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの乾燥収縮およびクリープは,砂岩砕砂を用いたものに比べて小さくなる。また,細骨材に高炉スラグ細骨材を用いれば,粗骨材のアルカリシリカ反応による膨張が抑制される。