コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 混和材料

混和材料Ⅰ

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第2会場 (9F EX1-B)

座長:福留和人(土木), 鹿毛忠継(建築)

[1014] 高温環境下の高強度・高流動コンクリートにおけるフライアッシュの強度寄与率および構造体強度補正値に関する研究

船本憲治 (西日本工業大学)

キーワード:compensating value of compressive strength, compressive strength, fly ash, high temperature envilonment, strength contribution rate, 高温環境, フライアッシュ, 圧縮強度, 強度寄与率, 構造体強度補正値

フライアッシュ(FA)コンクリートにおけるFAの強度寄与率(K値)の検討は,通常,標準養生供試体での検討であり,構造体コンクリートでの知見は得られていない。そこで,本論文では,FAと水を事前混合したFAスラリーを用いFAを120kg/m3セメント外割使用している生コン工場での試験結果を基に,高温環境下の高強度・高流動コンクリートのFAスラリーにおけるFAのK値の検討を行った。その結果,高温環境下でK値が大きくなり,FAが暑中期で優位性を発揮することを確認した。また,構造体強度補正値(S値)の検討を行い,S値は,夏期および標準期ともFA有の方がFA無の場合より小さくなることを確認した。