コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 混和材料

混和材料Ⅰ

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第2会場 (9F EX1-B)

座長:福留和人(土木), 鹿毛忠継(建築)

[1016] マスコンクリートの温度ひび割れ制御におけるフライアッシュコンクリートの力学特性

石川嘉崇1, 小林晋吾2, 野嶋潤一郎2, 溝渕利明3 (1.電源開発 2.開発設計コンサルタント 3.法政大学)

キーワード:fly ash, high early-strength Portland cement, mass concrete, mechanical properties, thermal crack, フライアッシュ, マスコンクリート, 力学特性, 早強ポルトランドセメント, 温度ひび割れ

「マスコンクリートのひび割れ制御指針2016」では,フライアッシュコンクリートについて,新たな共通試験結果が反映されているが,普通ポルトランドセメントをベースとしてフライアッシュが18%混和したものに限定されている。本論では,置換率とベースセメントを変えて追加試験を行い,フライアッシュコンクリートの力学特性を比較検討した。その結果,圧縮強度と割裂引張試験の関係および圧縮強度と静弾性係数の関係はマスコンひび割れ制御指針に示される評価式に概ね一致し,圧縮強度と有効材齢の関係についてマスコンひび割れ制御指針に示される評価式に対して適切なパラメータを提案できた。