コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 混和材料

混和材料Ⅰ

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第2会場 (9F EX1-B)

座長:福留和人(土木), 鹿毛忠継(建築)

[1021] 高炉スラグ微粉末高含有コンクリートの低温環境下でのフレッシュ性状と強度に関する実験的検討

大橋英紀1, 土師康一1, 田中徹1, 椎名貴快2 (1.戸田建設 2.西松建設)

キーワード:blast furnace cement c type, breeding, ground granulated blast furnace slag, low-temperature condition, setting, ブリーディング, 低温環境, 凝結, 高炉スラグ微粉末, 高炉セメントC種

普通ポルトランドセメントまたは早強ポルトランドセメントを高炉スラグ微粉末4000で70%置換した高炉スラグ微粉末高含有コンクリートについて,冬期施工を模擬した環境温度下で,凝結時間試験やブリーディング試験を主とする室内試験により各種特性を確認した。試験の結果,低温環境下で高炉スラグ微粉末高含有コンクリートを施工する場合,特に凝結やブリーディングの特性を改善し強度発現を促す方策として,本試験の範囲内では,早強ポルトランドセメントの使用や,養生温度を常温(20℃)に近い値に保持する養生対策が有効であることがわかった。