コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 混和材料

混和材料Ⅱ

2018年7月4日(水) 13:00 〜 15:00 第2会場 (9F EX1-B)

座長:佐伯竜彦(土木), 小山智幸(建築)

[1025] 高炉スラグ微粉末高置換コンクリートの各種特性に関する実験的検討

池添弘規1, 江口康平1, 加藤佳孝1, 伊東篤史1 (1.東京理科大学)

キーワード:carbonation resistance, chloride ion penetration properties, compressive strength, ground granulated blast-furnace slag, high replacement, 中性化抵抗性, 圧縮強度, 塩化物イオン浸透性状, 高炉スラグ微粉末, 高置換

近年,環境負荷低減を目的に,高炉スラグ微粉末を70%以上置換したコンクリートの使用が検討されている。しかし,その諸性状は明らかになっていないのが現状である。そこで本検討では,W/B,単位水量を一定とし,高炉スラグ微粉末置換率50~90%のコンクリートのブリーディング特性,強度特性,中性化抵抗性,表層透気係数,塩化物イオン浸透性状について実験的に検討した。その結果,置換率70%以上のものは,ブリーディング発生時間が短期化し,最終的なブリーディング率は小さくなり,強度および中性化抵抗性は高炉スラグを50%置換したものに比べて劣るが,遮塩性は向上することを確認した。