[1039] The effect of heat curing temperature and synthetic fiber on fire resistance of ultra high strength fiber reinforced concrete with compressive strength exceeding 300 N/mm2
Keywords:fire resistance, heat curing, microscope observation, polypropylene fiber, steel fiber, ultra high strength, ポリプロピレン繊維, 熱養生, 爆裂防止, 超高強度, 鋼繊維, 顕微鏡観察
高温加熱を受けることによる爆裂対策としてポリプロピレン(PP)繊維を混入した圧縮強度300N/mm2以上の超高強度繊維補強コンクリートについて,製造工程での高温熱養生およびPP繊維の直径・長さが耐爆裂性に及ぼす影響を検討した。その結果,PP繊維の融解温度を超える温度で加熱養生を行い製造することで,その後1000℃以上の高温環境下に置かれた際にもモルタル部のひび割れや剥落が抑制されることがわかった。細く長いPP繊維を選択することで高い爆裂防止効果が得られることが明らかとなり,硬化体内部の顕微鏡観察によって細いPP繊維は融解しやすいことが耐爆裂性の向上に寄与する可能性を示した。