コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 強度・力学的性質/短繊維補強コンクリート(材料)/連続繊維補強コンクリート(材料)

強度・力学的性質Ⅱ/短繊維補強コンクリート(材料) Ⅰ

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:15 第3会場 (9F EX3-A)

座長:小澤満津雄(土木), 鈴木澄江(建築)

[1041] ひび割れを有するUHP-FRCCの凍結融解抵抗性能および自己治癒

大坂祐樹1, 西脇智哉1, 石山智2, 五十嵐豪1 (1.東北大学 2.秋田県立大学)

キーワード:freeze-thaw resistance performance, PVA-fiber, PVA繊維, relative dynamic modulus of elasticity, self-healing, UHP-FRCC, 凍結融解抵抗性能, 相対動弾性係数, 自己治癒

高強度高靭性セメント系複合材料(UHP-FRCC)は,複数種類の繊維のハイブリット補強により高強度,高靭性を実現した材料である。健全なUHP-FRCCの凍結融解抵抗性能は極めて高いが,微細ひび割れ発生後の検討は十分に行われていない。本研究では,ひび割れを導入したUHP-FRCCに対し,複合劣化環境下での凍結融解抵抗性能および自己治癒効果についての検討を行った。その結果,ひび割れを有する場合にもUHP-FRCCは,複合劣化環境下において優れた凍結融解抵抗性能を発現した。また,PVA繊維を混入することで,自己治癒効果の向上が見られた。