短繊維補強コンクリート(材料) Ⅱ／連続繊維補強コンクリート(材料)

[1048] 細径PP繊維を多混入した繊維補強コンクリートの作製方法に関する一検討

李豪傑¹, 西脇智哉¹, 菊田貴恒², 佐藤駿介³ (1.東北大学 2.日本工業大学 3.ダイワボウポリテック)

キーワード：Fine PP Fiber, Mixer, Segregation, Slump, Slump Flow, スランプ, スランプフロー, ミキサー, 材料分離, 細径PP繊維

コンクリートの力学特性改善や高機能化を目的に，細径PP繊維を体積比1%まで混入するための調合および練混ぜ方法に関する検討を行った。ここでは，適切なワーカビリティを確保した練混ぜとするために，水セメント比・単位水量およびミキサー種類をパラメータとして取り上げ，フレッシュ性状と打設コンクリートの状態について確認した。その結果，体積比1%の繊維混入とした場合でも，スランプ12 cm程度の十分なフレッシュ性状が得られる場合があること，および，繊維投入前に激しい材料分離が見られる場合であっても，繊維混入によって材料分離を抑えて良好なワーカビリティを得られる場合があることを確認した。