コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 強度・力学的性質/短繊維補強コンクリート(材料)/連続繊維補強コンクリート(材料)

短繊維補強コンクリート(材料) Ⅱ/連続繊維補強コンクリート(材料)

2018年7月6日(金) 09:30 〜 12:00 第3会場 (9F EX3-A)

座長:石関嘉一(土木), 大谷俊浩(建築)

[1049] ハイブリッド繊維補強セメント複合体の引張特性に及ぼすひずみ速度及び混入繊維の影響

孫玟材1, 金圭庸1, 金武漢1, 小林孝一2 (1.忠南大学校 2.岐阜大学)

キーワード:high strain rate, hooked steel fiber, hybrid, pull-out resistance performance, PVA fiber, PVA繊維, tensile properties, ハイブリッド, フック型鋼繊維, 引張特性, 引抜け抵抗性能, 高ひずみ速度

本研究では,ハイブリッド繊維補強セメント複合体の引張特性に及ぼすひずみ速度及び混入繊維の影響を評価した。その結果,フック型鋼繊維補強セメント複合体は,高ひずみ速度で繊維とマトリックスの付着強度が向上するため,マトリックスから急に引き抜ける過程によりフックが直線型に整形される繊維の数が減少した。一方,フック型鋼繊維1.5vol.%,PVA繊維0.5vol.%を併用したハイブリッド調合の場合,PVA繊維がフック型鋼繊維の周りのマトリックスのマイクロクラック発生を抑制するため,フック型鋼繊維の引抜け抵抗性能が向上し,フックが直線状に整形されつつ引抜けが生じる繊維の数が増加することを確かめた。