コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 強度・力学的性質/短繊維補強コンクリート(材料)/連続繊維補強コンクリート(材料)

強度・力学的性質Ⅰ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 11:45 第3会場 (9F EX3-A)

座長:上野敦(土木), 瀬古繫喜(建築)

[1056] コンクリートの圧縮強度試験用供試体の載荷面の平面度が強度試験に及ぼす影響

林憲之1, 森本泰夫2, 橋本親典3 (1.阿南生コンクリート工業 2.かみやま 3.徳島大学)

キーワード:compressive strength, concave, convex, cylindrical specimen, flatness, geometries, loading surface, 供試体, 凸面, 凹面, 圧縮強度, 平面度, 形状寸法, 載荷面

コンクリートの圧縮強度試験用供試体の形状寸法について実態調査を行った。その結果,供試体の直径,高さ及び載荷面と母線との間の角度は形状寸法の許容差を満足していたが,載荷面の平面度は上下面ともに供試体の50%以上が許容差を満足していなかった。また,セメントペーストを用いたキャッピング面は凹面となることが多く凸面とはならない。水セメント比が30%と40%のペーストでキャッピングを行い平面度を比較すると40%が約2倍の平面度となった。平面度は人力による研磨によって容易に修正できた。平面度の圧縮強度への影響は,載荷面が凹面の場合には影響は小さいが,凸面では平面度に相関する強度低下を示した。