コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 強度・力学的性質/短繊維補強コンクリート(材料)/連続繊維補強コンクリート(材料)

強度・力学的性質Ⅰ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 11:45 第3会場 (9F EX3-A)

座長:上野敦(土木), 瀬古繫喜(建築)

[1060] 高温加熱を受けた高強度コンクリートの圧縮強度および静弾性係数

吉田泰1, 黒岩秀介1 (1.大成建設)

キーワード:coarse aggregate types, compressive strength, exposure conditions, high strength concrete, high temperature heating, static modulus of elasticity, 圧縮強度, 暴露条件, 粗骨材種類, 静弾性係数, 高強度コンクリート, 高温加熱

本研究では,高温加熱を受けた後の高強度コンクリートの力学的性質を把握するため,粗骨材に石灰岩,硬質砂岩を用いた圧縮強度が100N/mm2クラスのコンクリートを対象とし,100℃,150℃,200℃の温度で,水分の逸散を認めるアンシールおよび水分の逸散を認めないシールの2水準で加熱冷却後の圧縮強度および静弾性係数の測定を実施した。また,加熱中のコンクリートの温度を測定し,アンシールとシールでは温度履歴が異なることを明らかにした。実験の結果,アンシール,シールいずれの条件においても,硬質砂岩を用いたほうが加熱後の圧縮強度比,静弾性係数比は大きかった。