コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

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収縮・クリープ

2018年7月6日(金) 09:30 〜 12:00 第2会場 (9F EX1-B)

座長:ルアンヤオ(土木), 高巣幸二(建築)

[1073] デジタル画像相関法を用いた実大試験体での耐アルカリ性ガラス繊維ネットのひずみ分散評価

落合昂雄1, 内田雅隆1, 早野博幸1, 伊藤幸広2 (1.太平洋セメント 2.佐賀大学)

キーワード:alkali-resistant glass fiber net, crack, digital image correlation method, drying shrinkage, strain dispersion, デジタル画像相関法, ひずみ分散, ひび割れ, 乾燥収縮, 耐アルカリ性ガラス繊維ネット

本研究は,耐アルカリ性ガラス繊維ネットによるひずみ分散効果について,デジタル画像相関法による定量評価を目的とした。開口部を有する実大試験体を屋外曝露し,ラインセンサタイプ全視野ひずみ計測装置で試験体表面の画像を取得し,デジタル画像相関法により面的ひずみ分布を算出した。その結果,乾燥過程の面的な引張ひずみを可視化することで,耐アルカリ性ガラス繊維ネットが開口部の隅角部における局所的なひずみを分散させ,ひび割れ発生を抑制していることを確認した。また,ひび割れ発生前の最大主ひずみの度数分布の変化により,ひずみ分散効果を定量的に示した。