コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐久性一般/マスコンクリート

耐久性一般Ⅰ

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:15 第9会場 (9F EX2-B)

座長:大野健太郎(土木), 神代泰道(建築)

[1087] 爆轟を受けた鉄筋コンクリート部材の耐久性評価に関する研究

清敦俊1, 清原千鶴1, 別府万寿博2, 小澤満津雄3 (1.東京理科大学 2.防衛大学校 3.群馬大学)

キーワード:air permeability, detonation, durability, immersing test in salt water, reinforcement, ultrasonic testing, flexural tests, 塩水浸漬試験, 曲げ載荷試験, 爆轟, 耐久性, 補強, 超音波試験, 透気試験

本研究では,爆轟を受けた構造物および部材の補強前後における耐久性評価について検討を行った。爆轟を受けた供試体の損傷について,超音波伝播速度や透気係数の変化を追跡することにより損傷範囲の評価が可能であることを示唆した。爆轟を受けた供試体に対し,アラミド繊維シート,ポリウレア樹脂およびHPFRCCによる補強を施し,塩水浸漬試験を実施した結果,塩分浸透性においてこれらの補強効果が確認できた。また,超音波伝播速度および透気係数と塩分浸透深さには相関性が見られ,爆轟を受けた供試体において超音波伝播速度および透気係数を用いることで耐久性能についても評価が可能であることを示唆した。