コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐久性一般/マスコンクリート

耐久性一般Ⅰ

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:15 第9会場 (9F EX2-B)

座長:大野健太郎(土木), 神代泰道(建築)

[1094] ASRがRC供試体の内部コンクリートの圧縮特性に与える影響

矢野佑輔1, 幸左賢二1, 合田寛基1, 古田早織2 (1.九州工業大学 2. 中研コンサルタント)

キーワード:asr, compressive Strength, cracks, exposure test, mechanical properties, rc, ひび割れ, 力学的特性, 圧縮強度, 暴露試験

自然暴露を実施したRC供試体からφ190mmのコアを採取し,圧縮強度試験を実施した。その結果,暴露日数1845日が経過したcase7供試体の圧縮強度は健全値に対して59%の値となり,配筋条件下の内部コンクリートにおいても,強度の低下が確認された。これは,ASRによってコンクリート内部に発生したひび割れが,載荷による破壊線と重なることから,強度が低下したと考えられる。また,コア側面の内部ひび割れ密度が9m/m2までは,圧縮強度,弾性係数,及び吸収エネルギー面積は健全値に対して,それぞれ約60,55,69%の値まで低下したが,9m/m2以降はその値を一定に保持する傾向が確認された。