コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐久性一般/マスコンクリート

耐久性一般Ⅱ

2018年7月6日(金) 09:30 〜 11:45 第9会場 (9F EX2-B)

座長:藤井隆史(土木), 古賀一八(建築)

[1103] 停滞を考慮したコンクリートへの液状水浸透予測手法に関する検討

鎌田知久1, 岸利治1 (1.東京大学)

キーワード:bingham fluid, capillary force, penetration of liquid water, stagnation depth, ビンガム流体, 停滞深さ, 毛管張力, 液状水浸透

本研究では,コンクリートへの液状水浸透,特に浸透が停滞する際の停滞深さを予測する手法について検討を実施した。構築した停滞深さの予測式は,駆動力となる毛管張力と液状水をビンガム流体とした場合における降伏応力等の概念を導入した抵抗力とのつり合いから導出した。本予測式では,対象コンクリートのセメント種類,水粉体比,養生条件や空隙構造等を変数として与えることで,停滞深さを算出することが可能である。過去に報告されている実験値を対象に本手法を適用した結果,精度よく液状水の停滞深さを予測できることを確認した。