コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/アルカリシリカ反応/塩害/腐食・防食

塩害Ⅱ

2018年7月4日(水) 15:30 〜 17:45 第1会場 (9F EX1-A)

座長:上田隆雄(土木), 福山智子(建築)

[1111] 海上大気中に30年間暴露されたコンクリートにおける表面被覆材の塩害防止効果

山路徹1, 富山潤2, 金城信之3 (1.港湾空港技術研究所 2.琉球大学 3.内閣府沖縄総合事務局)

キーワード:chloride attack, chloride penetration resistance, crack elongation performance, marine environment, surface coating, 海洋環境, 塩害, 表面被覆, 遮塩性, ひび割れ追従性

5種類の表面被覆を行ったコンクリート試験体を海洋環境(海上大気中)に30年間暴露した後,被覆材の性能およびコンクリートの劣化状況に関する調査を行った。その結果,被覆材の表面(上塗り材)では劣化の程度にはばらつきがあったが, 各種被覆材は30年にわたりコンクリート中への塩化物イオンの侵入を防いでおり,高い防食効果を確保していたことが確認された。また,塗膜自体の遮塩性についても,30年後において高い性能を保持していた。