コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 凍害/複合劣化

凍害Ⅰ

2018年7月6日(金) 09:30 〜 11:30 第1会場 (9F EX1-A)

座長:酒井雄也(土木), 菅俣匠(建築)

[1125] 同一画像情報を用いてリニアトラバース法と点過程法により評価された気泡間距離特性値の比較

寺澤佑丞1, 室谷卓実2, 五十嵐心一1 (1.金沢大学 2.大成建設)

キーワード:characteristic distance, linear traverse method, low magnification image, nearest neighbor distance function, point process, spacing factor, リニアトラバース法, 低倍率像, 最近傍距離関数, 気泡間隔係数, 気泡間隔特性値, 点過程法

気泡間隔をリニアトラバース法と点過程法で評価し,両者の気泡間距離の異同を調べた。リニアトラバース法は高精細画像を用いた自動解析法にて実施し,同時に得られる気泡位置情報を用いて,点過程へと変換した。点過程法にて求めた気泡間隔の代表値は,気泡間隔係数とほぼ等しい値であった。また,簡便評価を目的として低倍率スキャナー像を用いた場合でも,気泡間隔特性値と気泡間隔係数に大きな差は認められない。計測の容易性と既往の知見との無矛盾性を考慮すると,点過程法は気泡空間分布構造評価の有用な方法であると考えられる。