[1131] Study on crack occuring reinforced concrete structure caused by thermal gradient in cold area
Keywords:air content, frost damage, horizontal cracks, nearest naighbor distance function, reindforced concrete, 凍害, 気泡間隔係数, 水平ひび割れ, 空気量, 鉄筋コンクリート
寒冷地においてコンクリート下部にひび割れが生じていた鉄筋コンクリート構造物から採取されたコアを調べた結果,空気量が低く,耐凍害性の低いコンクリートであることが確認された。また,上面に水分を供給し,下面を鉄筋で拘束したコンクリート供試体による凍結融解試験を行った結果,凍結融解作用による膨張ひずみと供試体上下面の温度勾配によるひずみの相乗効果により,スケーリングが進行する前にコンクリート内部および下部に水平ひび割れが生じることが確認された。またこのひび割れは,コンクリートの空気量が小さい供試体のみに生じることがわかった。