[1135] 構造物劣化予測としての膨張量試験の適用性検討
キーワード:ASR, enternal cracks, internal cracks, long exposure, residual expansion, 内部ひび割れ, 外観ひび割れ, 残存膨張量, 長期暴露
膨張試験中のRC供試体からφ68,100mmの2種類のコア径を採取して促進膨張試験を実施した。φ100mmの促進膨張試験においては,劣化初期コアは0.652%の膨張量となり, 劣化度大では0.180%の膨張量となった。またコアの全膨張量は供試体残存膨張量に対して0.72~1.29の比率となり,φ100mmではコアの全膨張量からASRの劣化進展の予測が可能な結果となった。一方φ68mmにおいてはコア比を考慮してもコアの全膨張量は供試体残存膨張量に対して0.51~1.41の比率となり,差異の大きな結果が得られた。これはコア体積が小さいため,アルカリ量の溶脱の影響が大きく,膨張量の絶対値が小さいためと考えられる。