コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/アルカリシリカ反応/塩害/腐食・防食

アルカリシリカ反応Ⅱ/塩害Ⅰ

2018年7月4日(水) 13:00 〜 15:15 第1会場 (9F EX1-A)

座長:川端雄一郎(土木), 武田浩二(建築)

[1136] ペシマムを有するアルカリ骨材反応における内部ひび割れ進展の可視化に関する研究

寺本篤史1, 渡部雅貴1, 村上亮太1, 大久保孝昭1 (1.広島大学)

キーワード:Alkali Silica Reaction, Artificial Light Weight Aggregate, Digital Image Correlation, Non Reactive Aggregate, Pessimum, アルカリ骨材反応, ペシマム, 人工軽量骨材, 画像相関法, 非反応性骨材

本研究では,ペシマムを有する反応性骨材を使用して,力学的特性が異なる非反応性骨材がマクロな膨張量に及ぼす影響,並びにASRによって発生する内部ひび割れの進行に及ぼす影響について,画像相関法を用いた検討を実施した。その結果,非反応性骨材の組み合わせによっては膨張量が変化すること,非反応性骨材に人工軽量骨材を用いた場合,ASR膨張量が大幅に低減されること,ASRに画像相関法を適用する場合,サブセット領域の設定がひずみの計算値に影響を及ぼすこと,ASRによって発生するひび割れの進展は,骨材の力学的特性の影響を受ける可能性があることが示された。