[1140] The Alkali-Silica Reactivity of the River Gravel from Toyama and the Outbreak Situation of ASR-Deteriorated Bridges
Keywords:Andesite rubble, ASR, Chloride ion, Deterioration bridge, Mortar-bar method, Promotion expansion measurement test, モルタルバー法, 促進膨張量試験, 劣化橋梁, 塩化物イオン, 安山岩砕石
石川県能登半島の奥能登珠洲地区では,昭和40年代から富山県産河川砂利が多く使用され,これらの骨材にてASRが生じている。本研究では,富山県産河川砂利のASR反応性調べるため,化学法および促進膨張量試験を実施した。さらに,ASRに対する塩化物イオンの影響を調査するため,長期間にわたる塩水養生による膨張量試験を実施した。その結果,JISによる骨材のASR判定試験結果にて無害と判定された骨材が塩化物イオンにてASRが促進される可能性があることが判明した。さらに,橋梁の詳細点検結果よりASR劣化状況の特徴を調査した結果,骨材のASR反応性と橋梁のASR劣化分布に相関があることがわかった。