コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/アルカリシリカ反応/塩害/腐食・防食

アルカリシリカ反応Ⅱ/塩害Ⅰ

2018年7月4日(水) 13:00 〜 15:15 第1会場 (9F EX1-A)

座長:川端雄一郎(土木), 武田浩二(建築)

[1142] ASR膨張が生じたPC梁部材の変形性状およびコンクリートのひび割れ性状に関する実験的検討

田城亨1, 山本大介1, 濱田秀則1, 佐川康貴1 (1.九州大学)

キーワード:alkali silica reaction, crack on surface, internal crack, warpage deformation, アルカリシリカ反応, 反り変形, 表面ひび割れ, 内部ひび割れ

本研究では,アルカリシリカ反応(ASR)により劣化するPC梁供試体の変形性状およびコンクリートのひび割れ性状を明らかにするため,PC梁供試体(PC-40-R),無筋梁供試体(NR-40-R),円柱供試体を作成し,ASR膨張に伴う反り変形量とコンクリート表面と内部ひび割れ性状に関して実験的に考察を行った。その結果,膨張率から梁供試体の中立軸のある程度の変位量(反り量)を求めることができることがかった。また,供試体表面および内部のひび割れは,円柱供試体膨張率0.3%までは主にひび割れ総延長が増大し,ひび割れ密度の増加が収束した膨張率0.3%から0.4%までは主にひび割れ幅が増大する結果となった。