コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/アルカリシリカ反応/塩害/腐食・防食

塩害Ⅲ/腐食・防食Ⅰ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 11:45 第1会場 (9F EX1-A)

座長:審良善和(土木), 親本俊憲(建築)

[1148] 鉄道橋におけるアルミニウム系流電陽極パネルによる電気防食の試験的適用の経過について

堀澤誠1, 松田芳範1, 阿部雄太1, 蝦名仁美2 (1.東日本旅客鉄道 2.ナカボーテック)

キーワード:cathodic protection, chloride attack, maintenance, rebar corrosion, sacrificial anode, 塩害, 流電陽極, 維持管理, 鉄筋腐食, 電気防食

塩害環境下にある鉄筋コンクリート構造物の劣化対策として,電気化学的防食工法による有効性が確認されている。電気防食は外部電源方式と流電陽極方式に大分されるが,当社では2010年3月より鉄筋コンクリートの橋りょうにおいて,試験的にアルミニウム系流電陽極パネルを用いた流電陽極方式の電気防食をおよそ8年間適用してきた。その中でパネルの導通不良が生じ防食効果が低下したため,パネル本体と固定方法を改良,変更することでパネルの導通不良を解消した。現時点ではパネルの導通,復極量ともに安定傾向にあり,防食効果が得られていると考えられる。