[1153] Quantitative grasp of the influence of covering concrete on electrochemical measurement results of rebar with macrocell corrosion
Keywords:half cell potential, macrocell corrosion, salt bridge, solution test, マクロセル腐食, 溶液試験, 自然電位, 塩橋
本研究では,塩橋を用いてマクロセル腐食を模擬できる溶液試験を考案した。溶液試験の妥当性を検討した後,かぶりコンクリートが電気化学測定結果に与える影響や,腐食部・非腐食部間コンクリートがマクロセル腐食に与える影響を検討した。その結果,かぶりコンクリートによって,腐食部では19~22mV,非腐食部では30~36mVの電位差を生じ,塩化物イオンを含む場合,かぶりコンクリートが自然電位に与える影響が小さくなることが示された。また,腐食部・非腐食部間の塩橋よって生じる電位差の影響の1つとして,陽イオンと陰イオンの移動度の差が小さい方が,電位差が小さくなることが分かった。