コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/アルカリシリカ反応/塩害/腐食・防食

腐食・防食Ⅱ

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:30 第1会場 (9F EX1-A)

座長:小林孝一(土木), 丸山一平(建築)

[1159] 目視情報に基づく鉄筋腐食環境の推定

角野拓真1, 轟俊太朗1, 田所敏弥1, 石田哲也2 (1.鉄道総合技術研究所 2.東京大学)

キーワード:rebar corrosive environment, visual clue, rebar corrosion rate, combined deterioration, carbonation, deteriration prediction, 鉄筋腐食環境, 目視情報, 鉄筋腐食速度, 複合劣化, 中性化, 劣化予測

目視により得られる情報として日射や湿潤状態の有無に着目して部位ごとに環境区分を設定し,設定した環境区分ごとにひび割れや剥離・剥落等の変状発生傾向および鉄筋腐食速度を分析し,目視情報に基づく鉄筋腐食環境の推定法について検討を行った。日射有と区分した部位の中性化深さは,他の部位と比較し進行しているが剥離・剥落の発生は少なく,推定した鉄筋腐食速度は2.1×10-3mm/年であった。日射無・湿潤状態および日射無と区分した部位の鉄筋腐食速度は,それぞれ3.4×10-3mm/年および3.0×10-3mm/年となり,日射有と区分した部位と比較し鉄筋腐食環境にあると推定することができた。