コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐火性/高強度コンクリート(材料)

耐火性Ⅰ

2018年7月6日(金) 09:30 〜 11:30 第5会場 (9F CON1)

座長:馬場重彰(土木), 森田武(建築)

[1168] 超高強度鉄筋コンクリート柱の加熱冷却後の構造性能に関する解析的研究

笠原貴喜1, 田嶋和樹1, 長沼一洋1, 松戸正士2 (1.日本大学 2.フジタ)

キーワード:Finite element method, Heat transfer analysis, Nonlinear stress analysis, Residual seismic performance, 有限要素法, 熱伝導解析, 非線形応力解析, 残存耐震性能

超高強度コンクリートを用いた鉄筋コンクリート柱の加熱冷却後繰返し載荷を行った実験を対象として, 三次元有限要素法により非定常熱伝導解析及び非線形応力解析を行った。その際に,実験で軽微な補修を行った試験体を解析的に表現し,その試験体の温度分布と補修後における繰返し載荷の挙動を解析で概ね模擬できることを確認した。コンクリート-鉄筋間における付着すべりの影響について検討した結果,破壊モードにほとんど影響がないことが確認された。また,補修を行わなかった場合を想定して解析を行った結果,最大耐力は低くなり,最大耐力時における部材角が大きくなった。