コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐火性/高強度コンクリート(材料)

耐火性Ⅱ/高強度コンクリート(材料)

2018年7月6日(金) 13:00 〜 14:45 第5会場 (9F CON1)

座長:橋本紳一郎(土木), 一瀬賢一(建築)

[1169] 熱応力と水蒸気圧を考慮した高強度コンクリートの爆裂解析

村上真聖1, 小澤満津雄2, 明石孝太1, 杉野雄亮2 (1.群馬大学 2.太平洋マテリアル)

キーワード:high-strength-concrete, spalling, FEM analysis, spalling model, steel ring, tensile strain failure, vapor prerssure, 高強度コンクリート, 爆裂, 熱応力解析, 剥離モデル, 拘束リング, 引張ひずみ破壊, 水蒸気圧

本研究では,リング拘束供試体の加熱試験を対象として軸対象モデルを用いた2次元FEMによる爆裂解析を実施した。すなわち,熱応力説は引張ひずみ破壊を考慮し,水蒸気圧説は飽和水蒸気圧(SVP)の限界水蒸気圧値を組み込んだ。加えて,加熱に伴う水分移動と潜熱の影響を考慮して比熱の変化で組み込んだ。その結果,リング拘束試験における爆裂深さの経時変化を解析で評価できる可能性があることが示唆された。