コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » フレッシュコンクリート/高流動コンクリート

フレッシュコンクリートⅡ/高流動コンクリート

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:45 第2会場 (9F EX1-B)

座長:浦野真次(土木), 三島直生(建築)

[1187] 増粘剤含有高性能AE減水剤を使用した高流動コンクリートのワーカビリティー評価に関する実験検討

小泉信一1, 鈴木澄江2, 鹿毛忠継3, 桝田佳寛4 (1.BASFジャパン 2.建材試験センター 3.国土技術政策総合研究所 4.宇都宮大学名誉教授)

キーワード:air-entraining and high-range water-reducing admixture containing viscosity modifying agent, B value, B値, high fluidity concrete, J ring flow, Jリングフロー, passing ability, PJ value, PJ値, 増粘剤含有高性能AE減水剤, 間隙通過性, 高流動コンクリート

増粘剤含有高性能AE減水剤を使用した高流動コンクリートのワーカビリティーを簡便に評価する試験方法および評価基準を選定することを目的として,建築基準法第37条の国土交通大臣認定を取得したコンクリートを用いて実験検討を行った。その結果,1) 流動性の評価に用いる500mmフロー到達時間は10秒以下が目安となること,2) Jリングフロー試験におけるPJ値,B値は材料や調合の違いによる間隙通過性への影響を評価する一指標として有効であること,3) PJ値,B値を用いた評価は,JSCE-F 511に規定される充填性試験の結果と同等の評価が可能であることが明らかとなった。