コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » フレッシュコンクリート/高流動コンクリート

フレッシュコンクリートⅡ/高流動コンクリート

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:45 第2会場 (9F EX1-B)

座長:浦野真次(土木), 三島直生(建築)

[1188] 新規の特殊増粘剤を用いた低セメント量の高流動コンクリートの開発と実構造物への適用

桜井邦昭1, 泉水大輔1, 山川勉2, 石田知子1 (1.大林組 2.信越化学工業)

キーワード:improvement of productivity, improvement of work environment, self-compacting concrete, unit cement content, viscosity Agent, 作業環境改善, 単位セメント量, 特殊増粘剤, 生産性向上, 高流動コンクリート

コンクリート工事の生産性向上には,高流動コンクリートの適用が有効である。しかし,高流動コンクリートは材料分離抵抗性の確保のため,従来の普通コンクリートに比べセメント(粉体)量を増大させる必要があり,材料コストや温度ひび割れの発生リスクが増加する課題がある。そこで,新規の特殊増粘剤と汎用的な高性能AE減水剤を用いることで,セメント量を増大することなく材料分離抵抗性を確保できる低セメント量の高流動コンクリートを開発した。また,開発した高流動コンクリートを道路トンネルの覆工コンクリートに適用し,締固め作業を行わずに均質な覆工が構築でき,生産性向上に寄与できることを検証した。