施工Ⅱ

[1210] 暑中コンクリートに及ぼす人工軽量骨材の自己養生効果に関する一考察

当銘葵¹, 小山智幸², 肥後康秀³, 早川隆之¹ (1.太平洋セメント 2.九州大学 3.人工軽量骨材協会)

キーワード：air permeability, artificial lightweight aggregate, compressive strength, hot weather concrete, Hydration degree, self-curing, 暑中コンクリート, 人工軽量骨材, 自己養生, 圧縮強度, 透気性, 水和度

本研究は，暑中環境下で施工されるコンクリートに及ぼす人工軽量骨材の自己養生効果の有効性について検討したものである。人工軽量細骨材を普通コンクリートの細骨材の一部として置換したコンクリートを主な対象として暑中環境下で模擬部材を作製し，基本物性評価に加え，硬化体内部のセメントの水和反応性に着眼した各種アプローチを試みた。その結果，細骨材に人工軽量細骨材を15～25％置換したコンクリートは，無養生条件下であっても強度及び耐透気性が向上し，セメントの水和反応の観点から自己養生効果の有効性が示された。