コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » ジオポリマー/新材料・新工法(材料)/施工

施工Ⅱ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 12:00 第5会場 (9F CON1)

座長:伊達重之(土木), 桜本文敏(建築)

[1214] 実物大型枠を用いた覆工コンクリート天端部の充填状況と品質に関する実験

小池悟1, 野間康隆1, 多宝徹1, 齋藤淳1 (1.安藤・間)

キーワード:filling situation, lining concrete, NATM, segregation, upward concrete-ingection method, 充填状況, 吹上げ方式, 材料分離, 覆工コンクリート

山岳トンネルにおける覆工コンクリート天端部の施工は,施工完了ブロックとの境界付近に設置した吹上げ口よりコンクリートポンプの圧送力でもってスパン全体にコンクリートを充填していく吹上げ方式により実施される。この施工方法ではコンクリートを10 m程度流動させることとなるが,コンクリート品質への影響について,十分に検討されていない。そこで,吹上げ方式によるコンクリート品質への影響を検証するために,覆工天端部を模擬した実物大型枠を用いて実験を行った。実験を通じて,吹上げ口から充填していくコンクリートの挙動と,吹上げ方式で打ち込まれるコンクリートの品質が良好であることを確認した。