コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

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舗装・ダム/再生コンクリート/サステイナビリティ(環境側面)/リサイクル

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:45 第8会場 (9F EX4-A)

座長:綾野克紀(土木), 濱崎仁(建築)

[1235] 戻りコンクリートから製造した乾燥スラッジ微粉末の品質向上に関する研究

大川憲1, 百瀬晴基2, 閑田徹志2, 笠井哲郎3 (1.三和石産 2.鹿島建設 3.東海大学)

キーワード:compressive strength, retarding admixture, returned concrete, sludge powder, specific surface area, スラッジ微粉末, 圧縮強度, 戻りコンクリート, 比表面積, 遅延剤

本研究は,コンクリート施工時に生ずる戻りコンクリートや生コンプラントおよびアジテータ車の洗浄時に発生する生コンスラッジを破砕・乾燥処理して製造した乾燥スラッジ微粉末の諸特性について検討した。乾燥スラッジ微粉末はこれまでの検討で,普通セメントの4~6割の強度発現性を有することなどが明らかであるが,特に夏季における乾燥スラッジ微粉末の品質低下が課題であった。そこで実機プラントを用いて遅延剤の利用を検討し,さらにその結果から実製造の運用時における遅延剤の効果を検討した。その結果,遅延剤は夏季における乾燥スラッジ微粉末の品質向上に有効であることが明らかとなった。