コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

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舗装・ダム/再生コンクリート/サステイナビリティ(環境側面)/リサイクル

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:45 第8会場 (9F EX4-A)

座長:綾野克紀(土木), 濱崎仁(建築)

[1237] 未エージング製鋼スラグを使用したコンクリートの性質

須藤達也1, 吉澤千秋2, 小泉公志郎2, 渡辺哲哉1 (1.JFEミネラル 2.日本大学)

キーワード:bleeding, drying shrinkage, fly ash, freezing and thawing, self shrinkage, steelmaking slag aggregate, フライアッシュ, ブリーディング, 乾燥収縮, 凍結融解, 自己収縮, 製鋼スラグ細骨材

製鋼スラグは,全国で年間約12,600千t副産している。一部の製鋼スラグには,free-CaOおよびfree-MgOが含まれており,水と反応することで膨張し崩壊する。これが有効利用を妨げている原因であり,一部を除き在庫として製鉄所内に保管された状態が続いている。製鋼スラグの膨張問題を解決することは,資源の有効利用,そして循環型社会を構築する上で大きく貢献することになる。そこでフライアッシュ(FA)に含まれるガラス質のSiO2がC-S-HおよびM-S-Hを生成させること,またFAが微細な空隙を生成させることによる膨張の抑制を期待し,未エージング製鋼スラグ細骨材を用いたコンクリートの性質を把握した。