[1261] Applicability of surface impregnation method for reinforced concrete buildings in Hashima
Keywords:Corrosion, Exposure experiment, Hashima, Moisture content, Non-destructive test, Surface impregnation method, 含水率, 曝露実験, 端島, 腐食, 表面含浸工法, 非破壊試験
端島の鉄筋コンクリート造建築物に対し,現地調査を行った。その結果,劣化の進行しやすさにはコンクリートの含水状態が大きく影響していると推察した。つづいて,コンクリートへの吸水抑制効果の付与が期待できる表面含浸工法に着目し,曝露実験を通してその適用性について検討した。その結果,表面含浸工法を施すことによりコンクリートの含水率が低下し,腐食の進行が緩やかになることが確認でき,端島の建築物の保存に向けた一つの可能性を示した。