コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅰ

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第9会場 (9F EX2-B)

座長:佐藤大輔(土木), 湯浅昇(建築)

[1267] 火害を受けたコンクリートの反発度・反発速度・機械インピーダンス・接触時間による劣化状態の評価方法の検討

春畑仁一1, 内田慎哉2, 岩野聡史3, 池田憲一4 (1.日本建築総合試験所 2.富山県立大学 3.リック 4.東京理科大学)

キーワード:concrete, contact time, fire damaged, mechanical impedance, non destructive test, rebound number, rebound velocity, コンクリート, 反発度, 反発速度, 接触時間, 機械インピーダンス, 火害, 非破壊試験

本研究では,ガス加熱炉により加熱温度を500℃まで上昇,その後,加熱温度を1時間および4.5時間保持(加熱継続時間)することにより,火害の程度を人工的に変化させたコンクリート試験体を2体作製し,それら試験体の加熱面において,反発度,反発速度,機械インピーダンスおよび接触時間に基づく方法をそれぞれ適用して,火害による劣化状態を評価する方法としての適用可能性について検討した。その結果,反発速度,機械インピーダンスおよび接触時間に基づく方法において,加熱の有無や加熱継続時間の違いによる火害の劣化程度の差異を評価できる可能性があることを明らかにした。