コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅱ

2018年7月4日(水) 13:00 〜 15:15 第9会場 (9F EX2-B)

座長:橋本勝文(土木), 山田和夫(建築)

[1274] 微破壊による実構造物試料採取と蛍光X線分析によるコンクリート構造物内部の塩化物イオン量推定に関する研究

野嶋潤一郎1, 渡部瑠依子2, 溝渕利明2 (1.開発設計コンサルタント 2.法政大学)

キーワード:Chemical analysis, Chloride ion, Effect by aggregate, Sampling by drill, X-ray, ドリル法, 化学分析, 塩化物イオン量, 蛍光X線, 骨材影響

本研究では,蛍光X線分析を用いたコンクリート内部の塩化物イオン量の推定手法について着目し,実構造物より採取した粉末試料を用いて,蛍光X線分析より得られる塩化物イオン量の推定値と,化学分析より得られる測定値との比較を行うことにより,蛍光X線分析の測定精度の向上および各配合条件等が及ぼす影響に関する検討を行った。検討の結果,各現場において蛍光X線分析より得られた推定値と測定値に比較的高い相関性を示した。また,蛍光X線分析より得られる推定値は骨材量に影響を受けることを確認した。