コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅲ

2018年7月4日(水) 15:30 〜 17:45 第9会場 (9F EX2-B)

座長:大島義信(土木), 野中英(建築)

[1280] レーザ光照射システムによる遠方からのひび割れモニタリング

石関嘉一1, 山口友之2 (1.大林組 2.筑波大学)

キーワード:crack, Image processing, Laser beam device, Crack scale, Bridge Maintenance Management, ひび割れ, 画像処理, レーザ光計測, クラックゲージ, 橋梁検査

 橋梁などの社会インフラの供用年数の増加に伴い,老朽化したコンクリート構造物の維持管理技術が課題となっている。橋梁のような対象の場合,人が直接ひび割れ点検を行うには,非効率かつ危険度が高いため,遠方から非接触で高精度にひび割れ計測する手法が必要となる。本稿では,デジタルカメラとレーザポインタを搭載した計測システムを開発し,ひび割れが発生している橋梁床版を約6m離れた下方の位置から撮影し,画像処理によりひび割れ幅計測を行う手法について述べる。実構造物の橋梁の床版に対して,提案システムを適用し,0.2mm未満の幅(最少0.1mmの幅)のひび割れを計測できることを確認した。