コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅲ

2018年7月4日(水) 15:30 〜 17:45 第9会場 (9F EX2-B)

座長:大島義信(土木), 野中英(建築)

[1284] 質点系力学モデルの振動挙動に着目した接着系あと施工アンカーの非破壊評価に関する理論的検討

服部晋一1, 寺澤広基1, 吉田風雅1, 鎌田敏郎1 (1.大阪大学)

キーワード:dynamics of point mass model, initial defect, non-destructive evaluation, peak frequency, post - installed adhesive anchor, wave energy, あと施工アンカー, 施工不良, 波形エネルギー, 質点系力学モデル, 非破壊評価

接着系あと施工アンカーボルトの施工不良として,埋込部の充填量不足,埋込長不足を対象に質点系力学モデルを導入し,振動挙動による非破壊評価に関する理論的検討を行った。まず,ボルト固着部の充填量不足,埋込長不足状態を埋込長,付着長の組合せで模擬し,付着長の変化がボルト頭部の振動挙動に及ぼす影響を理論的に評価した。次に,固着部の充填量不足,埋込長不足を識別する評価指標として,波形エネルギーとピーク周波数に着目し,埋込長,付着長との関係を理論的に考察した。その結果,波形エネルギー,ピーク周波数により充填量不足,埋設長不足を評価する手法の妥当性が明らかになった。