[1287] Evaluation of defect area inside concrete structures by Self-Organizing Map in hammering test with a fixed acquiring response signal position
Keywords:frequency response function, self-organizing map, nondestructive inspection, 周波数応答関数, 自己組織化マップ, 非破壊検査
本研究では,インパルスハンマと加速度センサを用いた打撃試験により得られる周波数応答関数を入力データとして自己組織化マップに適用する,コンクリート内部の欠陥領域評価手法における測定方法の効率化を目的とする。内部欠陥を模擬した人工欠陥を埋設した大型の床版試験体に対し,加速度センサの設置位置を固定して打撃点のみを移動させた。本手法により得られた各打撃点における周波数応答関数を自己組織化マップに適用してコンクリート内部の欠陥領域判定を試みた結果,打撃点と加速度センサ間の距離が半径2.2 m以内の範囲内では,直径200 mm,埋設深さ90 mmの欠陥まで内部欠陥の領域判定が可能であった。