コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅳ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 11:45 第9会場 (9F EX2-B)

座長:内田慎哉(土木), 兼松学(建築)

[1296] アクティブサーモグラフィによる塗膜系仕上材料下のコンクリートひび割れ位置の推定法の提案

塚越雅幸1, 細川明香里1, 上田隆雄1, 石川真志1 (1.徳島大学)

キーワード:active infrared thermography, crack, finishing material, nondestructive inspection, アクティブサーモグラフィ, ひび割れ, 仕上げ材, 非破壊試験

コンクリート構造物の美観性や耐久性向上を目的に仕上材が施工される。しかし,仕上材料施工後にコンクリートにひび割れが発生した場合,外観の目視調査でひび割れの発生を確認することは困難である。本研究では,アクティブサーモグラフィ法によるコンクリートに発生したひび割れの位置の推定の可能性について検討した。実験では熱源となるハロゲンランプの照射位置と,加熱から冷却までのコンクリート表面の熱変化に着目して検討した結果,一定の塗膜厚さとひび割れ幅であれば,ひび割れ位置を境界とした熱分布に不連続性が生じることが確認され,本手法によりひび割れ位置推定の可能性を示した。