コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » ジオポリマー/新材料・新工法(材料)/施工

ジオポリマーⅡ/新材料・新工法(材料)Ⅰ

2018年7月4日(水) 13:00 〜 15:15 第5会場 (9F CON1)

座長:一宮一夫(土木), 野口貴文(建築)

[1308] 高炉スラグ細骨材を使用したジオポリマーモルタルの諸特性

佐藤隆恒1, 上原元樹1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:Alkali/water molar ratio, Blast furnace slag, Fine aggregate of blast furnace slag, Geopolymer, ジオポリマー, 高炉スラグ細骨材, 高炉スラグ微粉末, アルカリ/水比

高炉スラグ(BFS)骨材を使用したジオポリマー(GP)モルタルを作製し,その諸特性を検討した。その結果,BFS骨材の置換量に応じて圧縮強度は大きくなったが,割裂引張強度は同等もしくは小さくなった。さらに,物質移動抵抗性は,BFS骨材の使用量に応じて高くなったが,配合におけるアルカリ/水(A/W)比の影響の方が大きく,特にA/W比の高い配合では圧縮強度が増加しても吸水率の差は小さかった。BFS骨材を使用したGPモルタルの破断面はガラス質で黒色を呈することからBFS骨材の一部が反応しGP硬化体に影響し種々の特性に影響したものと推察された。