[1317] The influence that micro sphere gives to a change of air content of the concrete before and after pumping and compaction
Keywords:air void distribution, compaction, micro sphere, pumping, resistance of freezing and thawing, spacing factor, 中空微小球, 凍結融解抵抗性, 圧送, 気泡径分布, 気泡間隔係数, 締固め
アクリロニトリル系樹脂製の微細な中空球体である「中空微小球」を添加することで,コンクリートの凍結融解抵抗性は向上することが明らかにされている。本検討では,中空微小球が,場内運搬のうち圧送,打込みおよび締固め前後におけるコンクリートの空気量の変化に及ぼす影響を評価した。その結果,硬化後の気泡径分布より,圧送,打込みおよび締固め前後において,AE剤により連行された空気泡は0.15 mm以下の耐凍害性の確保に有効な空気量が減少した。一方,中空微小球を添加した場合は,直径0.075 mm付近の空気量に明瞭なピークが認められ,圧送,打込みおよび締固め前後において,0.15 mm以下の空気量が保持される結果が得られた。